舌苔と口呼吸 ~恐るべし!口呼吸~
口呼吸も 舌苔口臭 の原因になり得ます。
口呼吸とは、文字通り、口で呼吸している状態のことなのですが、本来人間は鼻呼吸をしているのが正常です。
鼻呼吸では、口腔内は唾液量が正常にまわり適度な湿り気があり、唾液により口内が殺菌されるため口臭が抑えられますが、これが口呼吸になると、口内が乾燥して唾液が正常にまわらなくなるため唾液による口内殺菌ができなくなるため口臭が出たり舌苔が付いたりします。
また、鼻呼吸ではほこり・ウィルス・雑菌の付いた外気を鼻毛をフィルターとしてきれいにした空気を体内に取り込むものですが、これが口呼吸ですと直接ウィルスや雑菌の付いた外気を体内に取り込むため、免疫力を極度に低下させ、風邪、花粉症、アトピー性皮膚炎、喘息、肺炎などの免疫系の病気にかかったりします。
また、口呼吸だと唾液量が少なくなり、唾液による殺菌が行われなくなるので歯周病になりやすくもなります。
ポカン口の人、電車などで口を開いて寝ている人などは口呼吸の可能性大です。
口呼吸している人の特徴
・朝起きられない。
・風邪をひきやすい。
・唇がいつもガサガサになっている。
・横向きやうつぶせになって寝ている。
・口角が下がっている。
・喉(扁桃腺)が腫れやすい。
・いびきをかく。
・寝ている時に口が開いている。
・物を食べるとき片噛みクセがある。
・口臭がある。
などなど・・・。
この口呼吸ですが、世界でも特に日本人に多く、なんと日本人のほとんどの人が口呼吸だというのです!
口呼吸には様々な悪い弊害があるので、矯正したほうがいいです。
口呼吸の治し方
・自分で常に鼻で呼吸するように意識する。
・口を閉じてガムを噛む。
・口にテープを貼る。(笑)
・おしゃぶりをする。
さすがに寝ている時は無意識に開いてしまいそうなので、そんな時に便利なのが↓コレです。
よく子供などで口をポカっと開けた ”ポカン口” の子をみかけますが、典型的な口呼吸の例で、口呼吸のため体や脳に十分な良い酸素がまわらないため、脳が血流不足になり脳の働きも悪くなるようです。
子供用にこんなおしゃぶりもあります。
大人用の矯正は、パタカラでよいでしょう。